確かな修理技術を製品化に活かす 積極的な対外発信で車販を提案
岐阜県岐阜市に工場を構える同社は、整備と鈑金塗装の両方で修理事業を展開。輸入車を中心に他県からの依頼も多く、年間300 件以上の修理を請け負う。輸入車のトータルカーショップとしての地位を築く同社は、さらに中古車両の販売にも力を入れており、カーイベントにも積極的に参加している。同社の車販の取り組みと、その狙いを聞いた。
整備と鈑金の両対応で製品化
ガレージアウトストラーダ(髙橋秀雄社長)は1985 年に創業。当時より輸入車・クラシックカーを中心に整備をしているところに、大手BPセンターで修業を積んだ髙橋佳靖氏が戻って来たことで、同氏を代表取締役とした鈑金塗装を請け負う別会社、アウトストラーダNEOを敷地内に設立。整備と鈑金塗装
の両方を受け入れる体制を整えた。県外からの修理依頼も多く、今では年間300 件を超える修理を請け負っている。
そしてガレージアウトストラーダでは中古車両の車販にも力を入れる。下取りやオートオークションで仕入れた車両を自社で製品化。屋外展示場や、ショールーム化した事務所で顧客にアピール。平均して月間5、6 台をコンスタントに販売する。「顧客からの依頼でオークションを代行、登録まで行うことも多い。
輸入車オーナーは品質に拘る傾向が強いが、自社で製品化した車両であれば安心感を与えられる。その上、その後のメンテナンスも自社で請け負える公算が高い」(髙橋佳靖アウトストラーダNEO 代表取締役)。
そして車販時にはプロテクションフィルムやコーティングなどの付帯サービスも提案。フィルムやコーティングは懇意の協力会社に依頼し、さらに塗装設備を活かしてスプレープロテクションフィルム
の自社施工もしている。
イベント、Webで発信機会を逃さない
スプレープロテクションフィルムメーカーの声かけで7月開催のオートメッセin愛知2025に車両を展示するなど対外的な発信も積極的に行う同社。「イベントには積極的に参加している。顧客に認知してもらえる上、出展に向けてスタッフのモチベーションも高められる」。
自社発信のためWebページの構築も進めており、専門業者に依頼して高頻度で改修を行なっている。「車販や集客には技術力だけでなく、発信力も重要。Webでは業務内容や日々の整備の近況に加え、顧客が希望の搭載オプションを検索しやすい販売車両のページを用意している」。
来年には新たに車両撮影用のブースが竣工する同社。撮影に加え、今まで天候によらず外で行っていた納車式を屋内で行うことで顧客の体験を大切にしたいという狙いもある。同社は今後も車販に注力していく。「修理はどうしても待ちの仕事。その点車販は既存顧客へ代替提案ができる上、新たな顧客とつながりを持てる強いフックにもなる。収益の大きな柱として今後も育てていく」。


