【整備工場向け】顧客囲い込みと収益確保の新常識。成約率76%のIAA大阪オークション活用法

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長谷川 明憲
【整備工場向け】顧客囲い込みと収益確保の新常識。成約率76%のIAA大阪オークション活用法

自動車保有台数の減少予測、メンテナンスパックによるディーラーの顧客囲い込み、そしてコネクテッド化やサイバーセキュリティーへの対応など、自動車整備工場を取り巻く経営環境は厳しさを増している。このような状況下で、多くの事業者が新たな事業の柱として車両販売への関心を高めている。しかし、車販事業には下取り車両の価値査定や販売用車両の仕入れといった課題がつきまとう。

こうした課題を解決し、整備事業者が新たな利益を創出するための有効な手段が“オートオークションの活用”である。特に、輸出に特化した独自の強みを持つIAA大阪は、整備工場にとって大きなビジネスチャンスを提供する可能性を秘めている。

現在の中古車市場は、この半年から1年にわたり、価格が高い状態で推移している。その背景には、認証問題や半導体不足に起因する新車の供給遅延がある。新車の供給が滞ることで下取り車両が市場に出回らず、中古車の流通台数が増加しない。一方で、新車をすぐに購入できない層からの需要は高まり、価格が高騰しているのだ。

さらに、円安の影響で海外バイヤーにとって日本の自動車は割安となっており、海外からの需要が急増。国内の競争は激化し、相場は高止まりしている。高年式の人気車種では、新車価格を上回る価格で取引されるケースも珍しくない。

この状況は、整備工場にとって大きなチャンスである。顧客が修理や車検を依頼した際、高額な費用が見込まれる車両について、修理ではなく売却を提案し、オークションを活用する。あるいは、新車を待てない顧客に対して、オークションで仕入れた良質な中古車を提案する。これにより、既存顧客との関係を深化させ、新たな収益源を確保することが可能になる。事実、IAA大阪の会員のおよそ4社に1社が整備工場や鈑金塗装工場であり、顧客から預かった車両の売却や、顧客のオーダーに応じた車両の仕入れにオークションを有効活用している。

IAA大阪が他のオークション会場と一線を画す最大の理由は、その“立地”にある。会場は西日本で最も中古車輸出が盛んな泉大津港に隣接。周囲は輸出業者の車両保管ヤードに囲まれており、オークションで落札した車両をわずか200m先の港からすぐに船積みできる環境が整っている。

通常、輸出業者は車両を港まで陸送する必要があり、そのコストは車両の仕入れ価格に影響する。しかしIAA大阪では、この陸送コストと手間を大幅に削減できるため、輸出業者はその削減分を車両の購入価格に上乗せすることができる。結果として、出品者は他の会場よりも高い価格で車両を売却できる可能性が高まるのだ。

さらに、IAA大阪の強みは立地だけではない。営業担当者が日常的に輸出業者を訪問し、「今、どの国で、どのような車種が求められているか」という需要を徹底的にヒアリング。その情報を基に、該当車両を保有していそうなディーラーなどに出品を働きかける「マッチング戦略」を展開している。
たとえば「ニュージーランド向けにトヨタのハイブリッド車の需要が高い」という情報があれば、それに応じた出品を促す。これにより、買い手のニーズと出品車両が的確に結びつき、高値での取引が実現しやすくなる。

この港からはニュージーランド、南アフリカ、南米、東南アジアなどへ車両が輸出されており、特に日本のトラックは耐久性の高さから海外での需要が根強い。70~80万km走行した車両であっても、新興国のインフラ整備などで重宝され、高値で取引されている。

輸出業社との協業イメージ

需要と供給を的確に結びつけるIAA大阪の戦略は、高い成約率という数字にも表れている。2025年12月までの平均成約率は約76%に達する。これは、100台出品されれば76台が売れることを意味し、企業系オークション会場としては極めて高い水準である。

この高い成約率は、前述のマッチング戦略が機能している証左に他ならない。買い手の需要を深く理解し、それに応じた車両を集めることで、売れ残る車両が少なくなり、出品者にとっては「出品すれば売れる」という信頼につながっている。整備工場が顧客から預かった車両を売却する際も、この高い成約率は確実な利益確保を後押しするだろう。

IAA大阪では、会場に足を運ばなくてもセリに参加できる有料のWebサービスを提供している。インターネット環境さえあれば、自社のオフィスから出品・落札の両方が可能だ。これにより、会場までの移動時間やガソリン代、高速代といったコストを削減できる。

Webサービスには月額3,000円のスタンダードコースと、5,000円のプレミアコースがある。プレミアコースでは、一度価格がつかなかった車両を再度セリにかける「再セリ」機能も利用でき、より戦略的な取引が可能となる。

オークションは毎週水曜日に開催。出品者は輸送コストの観点から近隣の事業者が多いものの、購入者は北海道から九州まで全国に広がっている。

IAA大阪_リアル
実際のオークション会場
IAA大阪_Web
Webサービスの画面イメージ

IAA大阪への入会には、古物商の許可証と車両を保管するスペース(実店舗)が必要となる。これは、多くの整備工場がすでに満たしている条件であろう。今なら新規入会特典として、入会登録手数料5万円のみで入会することができるキャンペーンを実施している。

入会申し込みはこちら

※2年目からはIAAリアル年間利用料が通常料金に戻ります。
※フリー・スタンダード・プレミアムプランから選択可
※本キャンペーンは予告なく終了することがございます。

車検や修理、鈑金塗装といった従来のサービスに加え、オートオークションを活用した車両の売買は、顧客のカーライフ全体をサポートする上で不可欠なメニューとなりつつある。それは顧客との関係をより強固にし、事業の安定化を図るための重要なツールとなるはずだ。IAA大阪の活用は、そのための確かな一歩となるだろう。


会社名 株式会社アイ・エー・エー
英語名称 International Auto Auction Co.,Ltd.
代表取締役 山口 修司
設立 平成21年6月23日
資本金 3,000万円
所在地 〒595-0056 大阪府泉大津市夕凪町1-2
TEL 0725-33-1212
FAX 0725-33-1666

主な事業内容
●自動車オークションの運営 ●会員向けサポートサービス ●共有在庫サイトの運営
開催日 水曜日
総敷地面積 約30,000坪
会場延べ床面積 7,200㎡
総POS席数 246席
会場設備
●雨天対応査定レーン ●大型レストラン ●ティーラウンジ ●会議室 ●モスク

IAA大阪_外観