横浜ゴムとNEC、実践的DXリーダー育成プログラムを共同開発し展開~人材育成とデータ基盤整備の両輪で横浜ゴムのDX推進を加速~

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古瀬 敏之
横浜ゴムとNEC、実践的DXリーダー育成プログラムを共同開発し展開~人材育成とデータ基盤整備の両輪で横浜ゴムのDX推進を加速~

2年間の試行で磨き上げた実践型プログラムを2026年4月より展開、横浜ゴムのDX人材育成目標達成を目指す

 横浜ゴムと日本電気(NEC)は、2024年11月から取り組んできた実践的DXリーダー育成プログラムについて、2年間の成果を踏まえ、2026年4月より両社で共同開発したオリジナルプログラムを開始した。

 同プログラムは横浜ゴムのDX戦略を推進する人材育成ニーズと、NECが提供する、デジタル時代に必要となる組織・人材育成の包括的なサービスの一つである「変革推進リーダー養成支援」をベースに、両社で共同開発したオリジナルプログラムだ。2024年11月にDXに不可欠なビジネス力強化を目指して導入を開始し、試行を経ることでメタ認知力の強化も目指したプログラムへと進化させ、横浜ゴムが掲げる「2026年度末までに事務・技術系職員の10%をDXリーダーとして育成」という目標達成を目指す。

 また、人材育成と並行して、NECが提供するAIデータ分析プラットフォームによるデータ活用基盤の整備を推進しており、DX推進における「人材」と「基盤」の両輪での取り組みを実現している。

【背景】実践的DX人材育成への両社の課題認識

 近年、企業がDXを推進し競争力を維持するためには、技術的な知識だけでなく、組織横断で変革をけん引できるリーダーシップを持つ人材が不可欠となっている。しかし、多くの企業では知識習得型の研修が中心となっており、実践的なスキルの習得や組織変革の実行力を持つ人材の育成に課題を抱えている。

 横浜ゴムは、DX戦略を推進するには牽引役となる人材が不可欠との認識のもと、独自のAI活用フレームワークである「HAICoLab」(ハイコラボ)を実践できるビジネス人材をDX人材と定義し、現場改善や新たな企画を立てられる人材の育成に注力してきた。

 一方、NECは自社の全社規模DX変革で蓄積した実践知をもとに、実務に直結した人材育成プログラムを提供しており、両社の課題認識とソリューションが合致したことから、本取り組みがスタートした。

【2年間の取り組みと成果】共同開発プログラムの実践と進化

 横浜ゴムは、「HAICoLab」(ハイコラボ)のコンセプトのもと、2024年11月より、人事部門・情報部門・研究部門の3部門が共同して、NECの「変革推進リーダー養成支援」で活用される「DXキャンバス」をベースに、横浜ゴムが重視する観点を盛り込み、項目・内容を見直したDXキャンバスを活用した育成プログラムのトライアルを開始した。2025年までに2期のプログラムを完了し、以下の成果を創出した。

●DXリーダーに求められるスキルの習得
●ビジネスにおける課題探索と仮説立案の実践
●経営層も参加した発表会を通じたDXマインドの醸成

 これらの成果を踏まえ、両社は試行錯誤を重ねながらプログラムを磨き上げ、より実務における成果創出を確実に実現できるオリジナルプログラムへと進化させた。具体的には、ハイコラボの実践に必要なメタ認知力の向上を目的に、同プログラムでは、受講者がメタ認知とオープンマインドを働かせながら、自身の既存のスキーマを揺さぶり、他者の視点から得られる気づきを取り入れることで、仮説としてのDX企画を多面的に検証し、より実効性の高いものへと磨き上げるプロセスを組み込んでいる。これにより、横浜ゴムが掲げる「2026年度末までに事務・技術系職員の10%をDXリーダーとして育成」という目標達成に向けた取り組みの一つとして寄与していく。