日本自動車機械工具協会(柳田昌宏会長)は6月8日、ホテルグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で第65回通常総会を開催した。総会に先駆けて永年勤続表彰が行われ、20年以上勤続者30人中11人、10年以上勤続者53人中12人が出席し、柳田会長より表彰を受けた。
総会では2025年度事業・決算報告、2026年度事業計画・収支予算案などが審議され、すべて可決承認された。
今期は役員改選に当たり、9人の役員中7人が再任、また幹事2人はすべて再任。今期で退任する斎藤智義副会長(イヤサカ 相談役)に代わって今井祥隆氏(イヤサカ 代表取締役)が代表理事・副会長に、同じく小栁誠常務理事(機工協)に代わって福元喜久弘氏(機工協)が常務理事に就任した。
総会冒頭で柳田会長は以下のように挨拶した。
柳田会長挨拶
本年度の日本経済は、緩やかな回復基調が続くことが期待される一方、国際情勢の不安定化や地政学リスクの影響により、依然として先行き不透明な状況が続いている。エネルギー価格や供給網の動向、特にイラン情勢によって国内の自動車業界全体にも大きな影響を受けてきており、今後の動向にも引き続き注視が必要だ。
こうした中、2025年の新車販売台数は、前年度比0.9%減の4,533,782台となり、4年ぶりに減少した。回復基調を維持しつつも、車種ごとの供給制約や需要の変化など、不安定要素を含んだ状況が続いている。
また、自動車整備業界に目を向けると、車の電動化や先進安全技術の普及が進み、それに伴い整備内容も高度化、複雑化している。これに対応するための整備機器や診断機器の重要性は、これまで以上に高まっており、業界全体として技術力の底上げと標準化への取り組みが一層重要となっている。
さらに、次世代を担う人材の確保、育成も大きな課題だ。少子高齢化に伴う人材不足は、一層深刻さを増しており、特に整備士など専門人材の育成、確保は、業界にとって喫緊の課題となっている。
当協会としても、若い世代に対し、整備の仕事の魅力や社会的意義をしっかりと伝えていくことが、業界の持続的発展に不可欠であると考えている。今後も、自動車の安全確保と環境保全という理念のもと、社会や市場の変化に apprentice 的に対応してまいりたい。