東京海上日動火災保険は、I-レジリエンスと連携し、2026年8月より降雹アラートを降雹予測時間の最大39時間前に発信するサービスを開始する。東京海上日動マイページアプリ(以下「マイページアプリ」)を通じて提供される。
I-レジリエンスの独自モデルで39時間前の検出を実現
近年、関東や近畿を中心に雹(ひょう)による被害が相次いでいる。降雹は広範囲にわたって自動車や家屋に損傷をもたらすケースが多く、修理の遅れや生活への影響が長期化する傾向にある。
同社では2024年10月よりマイページアプリを通じた降雹アラートの発信に取り組んできたが、雹は発生予測が難しく、アラート発信は降雹予測時間の30分前にとどまることが課題となっていた。
この課題に対し、同社は東京海上ホールディングスと防災科学技術研究所が2021年11月に設立した合弁会社・I-レジリエンスと連携し、気象リスクの研究を進めてきた。気象庁から提供される予測情報をI-レジリエンスの独自モデルで解析することで、従来より大幅に早い降雹予測時間の39時間前に雹災リスクを検出し、アラートを発信する仕組みを実現した。
市区町村単位で対象地域を設定、自動車整備への影響軽減に期待
サービスの概要は次の通り。
- 提供開始:2026年8月
- 提供チャネル:東京海上日動マイページアプリ
- アラート発信タイミング:降雹予測時間の最大39時間前
- 対象地域の設定単位:市区町村単位
マイページアプリに登録したユーザーは、マイページ上で対象地域を設定し、指定した市区町村単位で降雹アラートを受け取ることが可能。またユーザーが自宅等から離れた場所でアラートを受け取った場合でも、自動車を屋内へ避難させたり、窓や屋根の補強といった家屋での雹災対策を行う時間的余裕が確保される。
さらに2026年12月からは、同社のドライブレコーダー付き自動車保険「ドライブエージェント パーソナル(DAP)」を通じ、ドライブレコーダーでの音声と画面表示によるアラート発信も予定されている。
車両利用中においても雹災対策を支援する体制の整備。自動車整備業界にとっても、降雹による車両損傷件数の抑制や、顧客への情報提供の観点から注目される取り組みと言える。
