ビッグウェーブ、日本カーシェアリング協会使用済み自動車の寄付・回収に関する協定を締結

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渥美 紅里
ビッグウェーブ、日本カーシェアリング協会使用済み自動車の寄付・回収に関する協定を締結

 ビッグウェーブ(服部厚司社長、愛知県あま市)と日本カーシェアリング協会(吉澤武彦代表理事、宮城県石巻市)はこのほど、「使用済自動車の寄付および回収促進に関するパートナーシップ協定」を締結し、10月30日にビッグウェーブ本社で協定式を開催した。

 本協定は、リサイクル寄付の仕組みを自動車リサイクル業界全体との連携を通じて拡大し、災害や生活困窮により移動手段を失った人々への支援基盤強化を目的としている。

 リサイクル寄付とは、不動車や車検切れの車など車種・状態を問わず寄付を受け付け、所有者が費用を負担することなく不要になった車を協会へ寄付できる仕組みで、寄付された使用済み自動車の資源価値を金銭に換えて協会の支援活動の財源とする。すでに全国で通算544台以上の実績(6月9日時点)があり、寄付金は車両維持費、災害支援活動費、人件費などに充てられる。

 これまで協会は全国各地の個別のリサイクル事業者と協定を結んできたが、今後はビッグウェーブの広範囲に及ぶネットワークを通じた寄付車両の適正な回収と資源化が可能となり、より一層の安定した支援資金の確保と、リサイクル寄付の仕組みを全国に広げることを目指す。