ここでは大型設備からウェアまで、猛暑対策に役立つ商品たちを一挙に紹介する。
天井下に設置可能な遮熱シート「キープサーモウォールスペシャル」
アイベック >> https://eyebec.co.jp/

工場や倉庫での屋内作業において、熱中症リスクを低減するには、屋根からの放射熱を遮断する屋根対策が必要となる。軽量・高強度・低放射の両面アルミ遮熱シート「キープサーモウォールスペシャル」は、空気層と遮熱層を形成する高純度特殊アルミシート。屋根からの熱を、「空気層断熱」、アルミによる「遮熱効果」、シートからの「放熱減効果」のトリプル効果で熱を遮断。シートは、特殊樹脂体を使
った独自工法で施工する。
同工法は、環境省の実証事業(ETV)でも、WBGT(暑さ指数)を46%低減、省エネ効果は64%と高評価を得ており、工場、倉庫、体育館などに多く導入されている。同社では、2つの倉庫を用いて実際に熱遮断効果を体感できる「遮熱体感ラボ」を設置。体験はウェブサイトから申し込みが可能となっている。
遮熱の力で熱環境を改善「遮熱材 サーモバリア」
安全自動車 >> https://www.anzen.co.jp

断熱材だけでは防げない、輻射熱を97%カットする遮熱材。工場の屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる遮熱材。建物の光熱費の抑制も期待できる。
輻射熱とは、風が吹いていても暖かさが伝わる電磁波による熱のことで、主に太陽や電気ストーブから放射される熱が輻射熱に当たり、同製品は輻射熱に対して大きな効果を発揮する。
その秘密は純度99% 以上のアルミ箔を使用していること。アルミの純度が高ければ高いほど反射率は高くなり、遮熱効果が向上する。また、同製品は放射率が低く、物体から放出される熱を抑える(= 閉
じ込める)特性もあるため、「夏は涼しく、冬は暖かい」を安価で簡単に実現できる。
ただし、対流熱と伝導熱にはあまり効果がないため、これを食い止める断熱材と併用することで、断熱材では止められない輻射熱をサーモバリアで止めることが有効な手段となっている。
移動式大風量スポットエアコン「ぐっぴーバズーカ」
イヤサカ >> https://www.iyasaka.co.jp

移動式の大風量スポットエアコン。バズーカ級の直流爽快爆風が作業服の中まで駆け抜ける強力な冷風を生み出し、スポット冷房に最適である。
吹出口の風速は8m/sを実現し、体感温度は14℃となる高性能モデル。室内機・室外機一体型で移動可能な車輪を備えており、高天井施設・半開放施設・屋外にも対応可能。設置工事不要で、三相200Vコンセントがあれば置くだけで使用できる利便性を持つ。
大規模作業場の熱中症対策に最適で、汗が乾く爽やかな直進性のある大冷風が狙った場所に遠くまで届く特性を持つ(実測では50mまで到達)。フィルターはなく、水洗いが可能。雨ざらしの屋外でも問題
ないほどの耐久性を備えている。オプションとして風量ボリュームコントローラーも用意されており、暑さに応じて風量を無段階に制御可能。
設置工事不要移動自在なカスタムエアコン「FUNY060S 60HP」
サンエフ >> https://funny-equipment.com

冷凍冷蔵・空調設備工事を請け負う同社が、設置工事が難しい現場の暑熱対策のために開発、
エアコンと室外機がパレットに一体となった“カスタムエアコン” 。
同機はフォークリフトハンドリフトで任意の場所に移動でき、三相200V30A電源で屋内稼働できる。エアコン導入の際に本来必要な冷媒配管や電気工事のコストを削減し、設置工事がない分、導入日からすぐに暑熱対策を開始できる。
冷気は下降、暖気は上昇する仕組みを利用し、天井が高く広い環境で使用することで、廃熱はダクトから天井へ、既設有圧扇より排気。排気時の暑さを周囲の作業者に感じさせない。また、室外機への
外気温による影響も避けられ効率的な常時運転が可能だ。外形寸法はH1,930 ×W1,100 × D1,100mm。
冷却「最強」レベルの冷却面積率と密着度「ICE VEST GI-479」
進勇商事 >> https://www.shinyusan.com/

外気熱を効果的に防ぎ、長時間にわたって冷却効果を発揮するアイスベスト。作業着や空調ウェアの下に着用しても目立たないデザインとなっている。
同製品は、高いストレッチ性を持ち、脇部分に保冷剤を縦方向に入れられる構造も採用しているため、体にしっかりとフィットする。それにより、保冷剤の重みによって生じる体への負担も軽減できる。
保冷剤用ポケットは、脇に4つ、背中に2つ付いており、保冷剤「GI-47431 北極300g」に対応。本保冷剤は、冷凍条件-18℃で24~36 時間冷凍すれば、0℃以下を約5.5 時間持続させることが可能となっている。保冷剤サイズ:18×13cm。
20m先まで大風量の気流を届ける大空間向け空調機「マルチジェット」
バンザイ >> https://www.banzai.co.jp

猛暑の深刻化や環境改善のニーズを背景に、整備工場では省エネ、安全性に対応した空調機器が求められている。整備工場のような大空間向け空調では、設置場所の制約や連携できる室外機が限られているなどの課題があり、充分な風量の確保に加え、設置方法の柔軟性が必要であった。
「マルチジェット」は、20m先まで届く大風量の気流で、大空間向けに暑熱対策できる空調機。
独自のハニカムコアを整流板に採用し、気流の拡散を抑制することで、20m先でも風速1m/s の気流到達を実現する。天吊り・壁掛け・床置けの各設置方式に対応し、配管長は最大165mまで対応することで、大空間においても、エアコンから離れた場所で作業する人まで、安定して空調した風を届けることができる。
さらに、吹き出し温度制御を標準搭載し、過剰運転を抑制しつつ適切な温度を保ちつつ、電力消費量を抑制する。
暑熱対策AIカメラ「カオカラ」
ポーラメディカル >> https://kaokara.jp/

同社グループが化粧品開発で培った顔解析の知見を活かし、作業者の表情から暑熱環境におけるリスクを表示。管理者や作業者に気付きを与え、労働・安全管理をサポートするAIカメラ。
作業者はタブレットの前に立ち自身の顔を撮影することで、専用に学習したAIが顔の変化の推定と、WBGT(暑さ指数)の外環境情報を統合し、約3秒で4段階に分けてリスクを知らせてくれる。
作業者は自身の体調を客観的に判断でき、管理者への報告や症状を回避する行動がしやすくなる。また撮影されたデータは管理者へ一元集約され、特にリスクが高い作業者に対して優先して声かけをする
こともでき、作業者と管理者双方のコミュニケーション課題の解決にもつながる。
タブレットを設置するだけで導入できるため、塗装や溶接の作業現場にも導入しやすい。本製品は熱中症の治療、診断を目的とした医療機器ではないので注意。
スポーツウエアの開発ノウハウを活用「アイスタッチデバイスシリーズ」
ミズノ >> https://jpn.mizuno.com/working/products/wear/icetouchdevice?pid=diwbwb_topproduct

屋内外の暑熱環境下で働く作業者向けに開発されたワークウエアシリーズ。身体部位ごとの冷却効果を検証し、各部位を冷やした際の身体への影響度を色で示す独自の「COOLING BODY MAP」設計を採用している。
もともとアスリートのパフォーマンス向上のために研究された技術を応用し、電流を流すことで冷却するペルチェデバイスを効果の高い位置に配置することで、効率的なボデークーリングを可能にした。
「アイスタッチデバイスベスト」は、従来モデルより背中のペルチェ位置をやや頭側へ調整し冷却効率を向上。胸元左右にバッテリーポケットを設け、着用したまま操作できる。「ネック」は3 段階のサイズ調整が可能でフィット感が高い。
「インナーキャップ」は首後部にデバイスを備え、首元にUV 効果のある生地を採用し、紫外線を防ぎ作業者を保護する。
上部設置でスペースを有効活用「門型リフト用スポットクーラー」
明々工業 >> https://www.cubicsystem.co.jp/

リフト上部に設置するためのスポットクーラー。作業現場の環境改善に貢献する。フレキシブルダクトを標準装備しており、リフトアップ・ダウン時のいかなる高さにおいてもベイ内への冷風の送風が可能。
冷風ダクトは標準で3m のものを装備している。電源は単相 220V、冷房能力は2.1kW(50Hz)/ 2.48kW(60Hz)、消費電力は 1.31kW(50Hz)/ 1.46kW(60Hz)である。
冷媒にはR-410A(440g)を使用し、最高圧力3.63MPa、最低圧力0.96MPaとなっている。製品寸法は
515×444× 393mm、重量は36.3kgである。壁掛けスポットクーラー取り付けキット「HSC-L-BK」と併用可能。