1998年9月1日以降に製作された自動車(二輪車、側車付二輪車、大型特殊自動車を除く)を対象とした、初回検査時のロービーム計測のみでの基準適合性審査が、この8月からは日本全国での実施へと完全移行する。
ロービームの状態が基準を満たさない限り、いかなる場合も合格できなくなる。従来の「再入場時(2回まで)は従来の取り扱いを継続」という救済措置もなくなり、一発合格が求められる。
特に持ち込み検査となる認証工場においては、入庫車両のヘッドライトが果たして基準に適合しているものなのか? 不適合の場合に何を顧客に提案するのか? 従来以上に見極める能力が求められる。
一方で指定工場も、ロービーム計測に対応できる「最新式の」ヘッドライトテスターの導入が自ずと求められる。ここでは関連各社の最新ヘッドライトテスターを紹介する。完全移行までのわずかな時間を有効活用いただきたい。
オプション機能も充実の画像処理方式・自動式ヘッドライトテスター「IM2775」/アルティア

本体自動走行の画像処理方式ヘッドライトテスター。ロービーム/ハイビームを自動で測定し、新基準で肝となるエルボー点は自動追尾する。車両正対用に新採用のCMOSカメラを搭載しており、スコープ不要で誰でも簡単・正確に車両正対を行うことが可能。ランプの中心点を出すため、視認性の高いグリーンクロスレーザーを搭載している。
配光表示は拡大可能で、判定結果は適合が緑、不適合は赤にて表示するなど、作業者の効率に配慮した視認性の高さもポイント。もちろん、LEDパルス、HIDと幅広い光源に対応し、ライトの測定範囲(取り付け高さ)は25~120cmとプロジェクターランプやフォグランプにも対応。
本体支柱横に工具ボックスを標準装備しているのも、使い勝手を高めている。オプションとして、前後移動や二輪車の測定にも対応し、同社の車検システム「Smart-VIS」とも通信連動可能など、機能が充実している。
(問い合わせ先)
アルティア
東京都中央区晴海1-8-12 晴海トリトンスクエアZ 6階
TEL. 03-6777-0038 https://altia.co.jp
幅広いヘッドランプに対応し、すばやく正確な測定を実現したヘッドライトテスター「HLI-2023 / 223」/安全自動車

進化する画像処理方式で、あらゆるヘッドランプに確実に対応し、すばやく正確な測定が可能なカラー画像処理方式のヘッドライトテスター。
通常カットライン、Zビームなど様々なランプの配光パターンを画像処理し、照射方向や光度を瞬時に表示。納得できる提案型整備を実現する。ランプの色味を簡易判断できる色度表示機能を追加。CIE色度図、JIS色度範囲表が表示可能。
また、従来のランプ正対はランプの最も明るい部分からランプ中心を割り出して正対を行ってきたが、同機は測定ロジックを細分化し、代表的なランプ形状(マルチリフレクター、プロジェクター)を瞬時に判断。作業スピード、効率が一段とアップした。
測定シーンに合わせて、階調処理モード、生画像モード、ターゲット処理モード、2値化処理モードという4つの測定モードが選択できる。全自動正対式の「HLI-2023」(左)と手動正対式の「223」(右)をラインアップ。
(問い合わせ先)
安全自動車
東京都港区芝浦4-16-25
TEL. 03-5441-3415 https://www.anzen.co.jp
業界最大のモニターと業界初のコンプライアンスモード搭載のヘッドライトテスター「ALT-395」・「HLT-195」/イヤサカ

自動正対式の「ALT-395」(左)はユーザーインターフェースデザインにより進化を遂げた新フラッグシップモデル。業界最大の LCD21インチワイドモニターを採用し、スイッチゾーニングと支柱上部へのメイン操作スイッチ配置により操作性が大幅に向上。
ランプ正対・照射方向・車両正対に対応する3つのカメラと正対レーザーを新搭載し、ハロゲン・HID・LED に対応。受光部昇降及び本体横移動はいずれも自動式で、前後移動は600mmまたは1,000mmに対応する。
手動正対式の「HLT-195」(右)は高精度・高性能・信頼度を高めたモデル。共通サイズのワイドモニターを搭載しつつ、受光部昇降を電動化することで作業負担を軽減。
高精度な新測定ロジックによりエルボー点の検出を高速化し、測定結果として配光映像の保存も可能。電源投入後に基準値確認を必須とする業界初のコンプライアンスモードも搭載する。
両機種とも取り付け高さ25~120cmの測定と二輪車用すれ違い灯の測定に標準対応している。
(問い合わせ先)
イヤサカ
東京都文京区湯島3-26-9
TEL. 03-3833-6110 https://www.iyasaka.co.jp
コストパフォーマンス重視・高精度分析重視に対応したヘッドライトテスター「HT-519 / 342」/バンザイ

ヘッドライトテスター「HT-519」(左)は、画像目視方式を採用したスタンダードモデル。LEDパルス制御対応や17インチモニター、デジタルズーム機能を搭載し、簡便な操作性と多彩な便利機能を両立する。
乗用車から大型トラックまで幅広い車種に対応し、シンプルな操作で作業者の負担を軽減。コストパフォーマンスに優れ、あらゆる整備工場で活躍できる1台となっている。
「HT-342」は、手動型画像処理方式を採用した上位モデル(右)。高輝度LEDパルス制御に対応し、大型21.5インチワイド型モニターを搭載し、視認性に優れている。
車両映像・測定結果の最大3,000件保存、 USBポートの標準装備、受光部の上下移動は電動制御など、作業効率を重視した機能を備えている。
詳細なデータ管理と分析機能により、より高度な診断と整備をサポートする。さらに、3年間の長期無料保証が付いているのが魅力だ。
もちろん、いずれの機種も8月からの新基準に対応している。
(問い合わせ先)
バンザイ
東京都港区芝2-31-19
TEL. 03-3769-6880 https://www.banzai.co.jp
