スズキは2026年10月1日、社員一人ひとりの多様な能力開発を支援する人事施策の強化を発表した。2027年4月の昇格より、特定の資格(TOEIC)を一律の昇格要件とする取り扱いを見直す。
併せて社員が自ら必要な能力を見極めて学び成長できるよう、選択型福利厚生制度「カフェテリアプラン」における書籍購入への支援を2027年4月から拡充し、利用できるポイントの価値を通常の5倍に引き上げる。
昇格要件見直しの背景
スズキは2024年4月に人事制度を刷新し、「人を評価する制度」から「人を育成する制度」への転換を進めている。成長意欲の高まりにより、職務遂行に必要な能力を見極めて学び成長する意識と行動が社員に根付いてきた。
事業環境や社会の変化に伴い、職務や役割に応じて社員に求められる能力は多様化している。求められる具体的な能力は以下の通り。
- 専門知識
- 技術力
- 語学力
- デジタル活用力
- 課題解決力
- マネジメント力
今回の見直しにより、資格の取得自体を目的とするのではなく、学んだ知識や能力を仕事で生かし、個と会社の基本動作力を高めて更なる成長につなげることを重視する。
福利厚生制度の支援拡充
社員の自律的な学びと成長を支える環境づくりとして、福利厚生制度における支援策を改定する。制度改定の詳細は以下の通り。
- 適用開始時期:2027年4月
- 対象制度:選択型福利厚生制度「カフェテリアプラン」
- 支援内容:自身の成長につながる書籍購入に利用できるポイント価値の大幅な引き上げ
- ポイント価値:通常の5倍(現在の2.5倍)
スズキは個の成長が会社の成長の原動力であるとの考えのもと、多様な個の能力を伸ばし、自律的な学びと挑戦を支える環境づくりを進めていく。