フォーエバーヤングの馬運車がウマ娘仕様の「痛馬運車」に、矢作芳人厩舎が異色コラボ

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古瀬 敏之
フォーエバーヤングの馬運車がウマ娘仕様の「痛馬運車」に、矢作芳人厩舎が異色コラボ

 競走馬フォーエバーヤングの輸送を担う新たな馬運車が完成し、関係者によるテープカットでお披露目された。いすゞ自動車の「ギガ(GIGA)」をベースとした車両には人気コンテンツ「ウマ娘」のフォーエバーヤングが描かれており、フォーエバーヤングの馬運車に(ウマ娘の)フォーエバーヤングが描かれるという、競馬界における異色のコラボレーションとして注目を集めている。この車両は、輸送業務を手がける東海馬匹輸送によって制作された。

 お披露目会には矢作芳人調教師や坂井瑠星騎手らが参加。厩舎スタッフは全員で「@forseclub」の特製Tシャツを着用し、この特別な車両の完成を祝った。車両後部には、フォーエバーヤングのウマ娘キャラクターと共に「FOREVER YOUNG」の文字が大きくデザインされており、道行く人々の目を引くことは間違いないだろう。

自分の分身みたいでうれしい

 この大胆なデザインについて、管理する矢作芳人調教師は満足げな表情を見せた。「これぐらいインパクトがないと」と述べた上で、「自分の分身みたいでうれしい」と喜びを語った。従来の馬運車のイメージを覆すこの試みは、単なる輸送手段にとどまらない、新たなファンエンゲージメントの形を模索する厩舎の姿勢を象徴しているかのようだ。

 ファンからも、このいわゆる「痛車」風のデザインを好意的に受け止める声が相次いでおり、競馬サークルの内外に新鮮な驚きを提供している。

「高速道路でよそ見しないように」

主戦騎手を務める坂井瑠星騎手は、「こんなの見たことない」と車両のインパクトに驚きつつ、「皆さん、高速道路でよそ見しないように気をつけてください」とユーモアを交えて注意を促した。お披露目会では、坂井騎手が運転席に座る場面も見られたという。

このユニークな馬運車は、今後、実際にフォーエバーヤングの輸送に使用される。そのため、高速道路をはじめとする公道で、この特別な車両が目撃される機会も出てくるだろう。

新たな「走る広告塔」の誕生

矢作芳人厩舎の公式SNSアカウントは、「とっても目立つので、見つけたらぜひ写真を撮って拡散してくださいね」とファンに呼びかけている。これは、馬運車を単なる移動手段としてではなく、ファンとのコミュニケーションを促進し、競馬の魅力を広めるためのメディアとして活用しようという明確な意図の表れである。

このウマ娘仕様の馬運車は、競走馬とポップカルチャーの融合が生んだ、まさに「走る広告塔」と言える。今後、この車両が公道を走る姿は、競馬ファンだけでなく多くの人々に新たな話題を提供し、競馬というスポーツへの関心を喚起する一助となる可能性を秘めている。