日産、自動運転モビリティ研究「ADventure」を英国で開始 300万ポンド規模の政府支援事業

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MSRweb編集部
日産、自動運転モビリティ研究「ADventure」を英国で開始 300万ポンド規模の政府支援事業

欧州日産は2026年9月28日、英国ケンブリッジにおいて自動運転技術を搭載した車両を活用したモビリティサービスの実用化に向けた研究プロジェクト「ADventure」を開始すると発表した。

本プロジェクトは英国政府の支援を受ける総額300万ポンド規模の取り組みで、実際の地域社会における実証を通じて自動運転モビリティサービスの運用モデル構築を目指す。

地域に密着した自動運転の検証

本プロジェクトは日産テクニカルセンター・ヨーロッパ(NTCE)が中心となり推進する。交通イノベーションの先進地域であるケンブリッジ市を最初の実証地域に選定し、将来的な英国各地への展開を見据えたサービスモデルの構築を図る。

検証では自治体や通勤者、地域住民と連携し、自ら運転することが難しい人の通院など日常生活における移動支援やアクセシビリティ向上への貢献度を評価する。

3つの重点領域と取り組み内容

日産はウォーリック大学のWarwick Manufacturing Group(WMG)およびPAVE UK(Partners for Automated Vehicle Education UK)と連携し、以下の3領域に取り組む。

  • 地域社会に適したモビリティサービスの設計
    (既存の交通ネットワークを補完し地域の移動ニーズに対応)
  • 利用者の信頼醸成
    (将来のサービス利用に必要な安心感や理解を得る要素を検証)
  • 実環境における技術検証
    (公道環境における自動運転システムの安全性と有効性を検証)

実験車両と支援体制の概要

実験車両には、過去に英国での研究プロジェクト「ヒューマンドライブ(HumanDrive)」「サーブシティ(ServCity)」「evolvAD」でも使用された2022年型「日産リーフ」ベースの車両を活用する。同車両には、日産独自の自動運転技術が搭載されており、同車両を用いて実環境データの収集やニーズ把握を行う。

本プロジェクトは英国政府のCAM Pathfinderプログラムの支援を受け、BIST(Department for Business, Innovation, Science and Trade)がZenzicおよびInnovate UKと連携して実施する。