【EVクラス13位・全種目完走】日産京都自動車大学校チームが学生フォーミュラ日本大会2026で日本自動車工業会会長賞を受賞

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八木 正純
【EVクラス13位・全種目完走】日産京都自動車大学校チームが学生フォーミュラ日本大会2026で日本自動車工業会会長賞を受賞

2026年10月7日、学校法人日産学園は、日産京都自動車大学校(校長:松川健一)の学生フォーミュラチーム「Natck-F」が「第24回学生フォーミュラ日本大会2026」にて日本自動車工業会会長賞を受賞したと発表した。

大会は2026年8月2日から8月7日にかけて、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催。「Natck-F」はEVクラスに参加し、厳しい車検と動的審査の全種目を完走した。

学生フォーミュラ大会の概要と受賞条件

学生フォーミュラは、学生が約1年をかけて製作した小型フォーミュラマシンにより、「車検」「静的審査」「動的審査」の3種目で総合的に競う大会である。

動的審査の内訳は以下の通り。

  • アクセラレーション:0〜75mの加速性能
  • スキッドパッド:8の字コースのコーナリング性能
  • オートクロス:直線・ターン・スラロームの走行性能
  • エンデュランス:約20kmの耐久走行と消費効率
競技種目と概要

日本自動車工業会会長賞は、車検をクリアした上で、アクセラレーション、スキッドパッド、オートクロスの3種目すべてを完走したチームに贈られる賞で、受賞チームにはメダルが授与される。

受賞されるメダル

昨年のリタイアを踏まえた1年間の準備

「Natck-F」は日産京都自動車大学校の一級自動車工学科の学生メンバーで構成され、2019年から本大会のEVクラスに参戦している。

昨年大会では、オートクロス走行中に電気系のトラブルでシステムがシャットダウンし、無念のリタイアとなった。今年は前回の反省を踏まえ、全種目の完走を目標に設定。車両製作後の試走機会を増やし、試行錯誤を重ねながら準備を進めた。

大会期間中の経過

大会期間中はEV車検から始まり、技術検査において軽微な指摘を受けて再車検となる場面もあったが、学生たちは冷静に対処し、再車検を通過。車検・静的審査の全項目をクリアし、動的審査へと進んだ。

一方、EVクラスに参加する海外チームの車両が車検中に発火するトラブルが発生し、競技スケジュールの変更が生じた。その影響でエンデュランスは実施されなかったが、アクセラレーション、スキッドパッド、オートクロスの3種目を完走。

昨年リタイアとなったオートクロスではチーム史上最速タイムを記録し、EVクラス23チーム中13位という結果を収めた。

チームリーダーのコメント

チームリーダー・菅起人さん

チームリーダーの菅起人さん(一級自動車工学科4年)は次のようにコメントした。

「エンデュランスが開催されなかったため、100%で喜べない自分もいるが、与えられた競技はすべて完走し、オートクロスに関してはチーム史上最速タイムを出すことができた。チームメンバー全員であきらめずに頑張った結果が今回の受賞にもつながり、とても嬉しく思う」。

また、チームリーダーとしての経験について「人それぞれが持つ個性や魅力の活かし方を学び、より良いチーム作りのイロハを知ることができた」と述べ、社会人として必要なスキルを身につける場としての意義も強調した。

日産自動車大学校は、全国5校(栃木・神奈川・愛知・京都・愛媛)で未来のメカニックを育成する自動車整備専門学校で、日産自動車直系のメリットを活かした最先端教育を展開している。