Hondaは2026年10月9日、2027年よりグローバルで順次投入する次世代ハイブリッドシステムの名称を「Honda Hybrid」に決定したと発表した。
グローバルで拡大するハイブリッド車の需要に対応するため、2026年5月に発表した四輪事業再構築に向けハイブリッド領域への開発・生産リソースの再配分を進めており、その一環としてシステムを刷新する。2029年度までに北米市場をはじめとするグローバル市場へ搭載モデルを15車種投入する計画である。
システムの特徴
「Honda Hybrid」は、独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」で培った技術をベースに進化させた次世代システム。「優れた燃費性能」と「五感に響く操る喜び」を両立する同社ならではの提供価値を伝えるコミュニケーション名称としても展開される。
「Honda Hybrid」の主な特徴および技術構成は以下の通り。
- エンジンの高効率領域拡大
- ドライブユニットの高効率化および小型化
- 制御技術の進化による燃費向上
- ボディーのしなりを活用してタイヤの接地力を高める「新操安剛性マネジメント」の採用により剛性の最適化と軽量化を図った「新開発プラットフォーム」
- 独自の統合制御技術「Motion Management System」
- 新開発の電動AWD(オールホイールドライブ)
ハイブリッド技術の変遷
Hondaにおけるハイブリッド技術の変遷は以下の通り。
- 「IMA(Integrated Motor Assist)」(1999年発表):
1999年の初代INSIGHTに初搭載された、エンジンを主動力とし発進・加速時などにモーターがエンジンをアシストするパラレル方式ハイブリッド - 「SPORT HYBRID i-DCD(Intelligent Dual Clutch Drive)」(2012年発表):
高出力モーターを内蔵した7速デュアルクラッチトランスミッションを採用する1モーターハイブリッドシステム - 「SPORT HYBRID i-MMD(Intelligent Multi-Mode Drive)」(2012年発表):
発電用と走行用の2モーターを備えたシステムで、2020年以降はコミュニケーション名称を「e:HEV」に変更 - 「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」(2012年発表):
エンジンと3つのモーターを組み合わせ、左右独立モーターによるトルク制御で四輪の駆動力を最適配分するシステム - 「Honda Hybrid」(2026年発表):
「e:HEV」のエンジンやドライブユニットなどの構成部品と制御技術を進化させた次世代ハイブリッドシステム