全国福祉協議会と保険福祉広報協会は10月8~10日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で第52 回国際福祉機器展&フォーラムを開催。カーメーカー各社も出展しており、介護者・要介護者に配慮した福祉車両を紹介。またハンディキャップドライバー向け自操補助装置の開発企業などもブースを構えた。
スズキ

山間など悪路を走る介護者から、普段使いの車のように乗りやすい福祉車を、という声を受け生まれた「スペーシア・車いす移動車」は4WDと乗り入れしやすい低床設計を両立
ダイハツ工業

助手席が電動で回転・昇降することで乗り降りしやすい「タント ウェルカムシートリフト」はリヤ側・フロント側の両方で乗り降りでき、シーンに合わせて使い分けられる
トヨタ自動車

“すべての「行きたい」を叶えたい”を合言葉に、ハイエースやノア、シエンタなど現行車の車いす仕様車を展示。ハイエースはワンタッチで車いすを固定できて乗り入れがスムーズに
日産自動車

「セレナ・チェアキャブ」は車いす用のスロープを引き出す際にボタン操作で車高を約80mmダウン可能。さらにウィンチベルトで車いすを引き入れる機構で乗り入れを支援
フジオート

ハンディキャップドライバー向けの自操補助装置を開発する同社は今年50周年。ハンドルやアクセルペダルに架装することで安全な運転操作を支える各種装置を体験展示した