3,000万円の空調投資も話題に MKタクシーグループの整備部門が高校生に門戸を開いた背景

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八木 正純
3,000万円の空調投資も話題に MKタクシーグループの整備部門が高校生に門戸を開いた背景

MKタクシーグループの車両整備部門を担うエムケイ自動車(前川博司社長、本社=京都府京都市)は、2027年3月卒業予定の高校生を対象とした新卒採用を2026年7月より開始した。

募集職種は自動車整備・鈑金・塗装で、車の知識や整備に関する勉強経験は不要としている。併せて、7月〜8月にかけて整備工場での「職場見学会」の応募受付もスタートしている。

エムケイ自動車工場内

近年、全国的な自動車整備士不足を背景に、整備業界では若手人材の確保と育成が大きな課題となっている。一方で、「自動車科や工業系の学校で学んでいないと整備士になるのは難しい」、「車の知識がないと応募できない」といったイメージを持つ高校生も少なくない。

同社はこうした状況を踏まえ、知識ゼロからでも安心してキャリアをスタートできる教育体制を整えている。入社後は、工具の名称や使い方といった基礎から、国家資格を持つ先輩整備士がマンツーマンで指導を行う。

同社が打ち出す「未経験からプロ整備士へ」という働く環境の特徴は、以下の4点。

  • 圧倒的な実践経験:毎日稼働するMKタクシーグループの多彩な営業車両を整備するため、一般的な整備工場では経験できない豊富な故障診断や修理に携わり、スピーディーに技術力を高められる
  • 選べるキャリアパス:指定整備工場として車検・法定点検だけでなく鈑金・塗装まで一貫対応。本人の適性や希望に応じて「整備」「鈑金」「塗装」の専門性を極められる
  • 安心の教育体制:工具の名称や使い方といった基礎の基礎から、国家資格を持つ先輩整備士がマンツーマンで丁寧に指導する
  • 快適な労働環境への投資:整備士が長く安心して働けるよう、直近では総額約3,000万円を投じた大型空調設備の導入など、職場環境の改善に積極的に取り組んでいる
整備作業の様子

職場見学会では、実際の作業現場や設備を見学できるほか、現役整備士との交流を通じて仕事内容や職場の雰囲気を知ることができる。「整備士の仕事を見たことがない」、「自分にもできるのか知りたい」という高校生にも参加しやすい内容となっている。

職場見学や応募(9月選考開始)を希望する場合は、学校の進路指導担当の先生に相談の上、申し込むこととされている。