【2028年度実装目標】ロボトラック、関西拠点をけいはんな学研都市に開設 関東-関西間の長距離テスト走行を本格始動

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八木 正純
【2028年度実装目標】ロボトラック、関西拠点をけいはんな学研都市に開設 関東-関西間の長距離テスト走行を本格始動

10月8日、ロボトラック(代表取締役CEO:羽賀雄介、本社:東京都港区)は、関東-関西間のテスト走行における関西側発着拠点を、京都府の「けいはんな学研都市」に開設したと発表した。

これまで関東-中部間で進めてきた実証を関西まで拡大し、2028年度中のレベル4自動運転トラックの社会実装を目指す。

拠点開設の背景と目的

同社は2024年4月に設立された、大型トラック向け自動運転システムの研究開発を手がける国産テクノロジー企業である。

「2024年問題」に代表されるトラック運転手不足などの物流危機に対し、物流事業者が主体となった自動運転輸送オペレーションの実現を目指している。

2026年5月には神奈川-愛知間の高速道路本線上で、約260kmのハンズフリー走行実証に成功。同年度は国土交通省「令和8年度 自動運転トラック実装支援事業」に複数のコンソーシアムにて採択されており、走行範囲の拡大を進めている段階にある。

拠点の所在地と活用方針

新拠点が置かれるけいはんな学研都市(正式名称:関西文化学術研究都市)は、京都・大阪・奈良の3府県にまたがるサイエンスシティだ。

総面積は約15,000ha、160を超える研究施設・大学施設・文化施設が立地し、就業者数は概ね1万2,000人に上る。京都市・大阪市の中心部から約30km、奈良市の中心部から約10kmの圏内に位置する。

京都府総合計画では、新名神高速道路の全線開通を見据えた「高次人流・物流構想」が言及されており、城陽JCT・ICや八幡京田辺JCT・ICの周辺地域は幹線輸送の新たな結節点として注目を集めている。

同社はこれらのインターチェンジへのアクセスに優れるけいはんな学研都市を関西拠点として選定した。

拠点での主な検証内容

新拠点では以下の取り組みを実施する予定だ。

  • 走行エリア拡大時における自動運転システムの安定作動の確認
  • 複雑な交通シーンへの対応検証
  • 自動運転トラックの発着及びトレーラー交換における実運用上の課題抽出
  • 走行データの収集・解析

また、同拠点は国土交通省「令和8年度 自動運転トラック実装支援事業」のプロジェクト推進にも活用される。

関係者のコメント

京都府知事の西脇隆俊氏は、同拠点の開設を歓迎し「新名神高速道路へのアクセスをはじめとする広域交通ネットワークや、本都市の研究開発環境・実証フィールドとしての優位性を評価いただいたものと考えている」と述べた。

代表取締役CEOの羽賀雄介氏は「私自身の故郷である京都府と連携して、運転手不足という社会課題の解決に取り組めることを非常に喜ばしく思う」とコメントした。