DUNLOPが生んだ安全技術 いすゞ「エルガ」がリアルタイムで車輪脱落の予兆を検知する

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八木 正純
DUNLOPが生んだ安全技術 いすゞ「エルガ」がリアルタイムで車輪脱落の予兆を検知する

住友ゴム工業(ブランド名:DUNLOP)の独自ソフトウェア技術「センシングコア」が、いすゞ自動車の大型路線・送迎バス新型「エルガ」に採用された。同車両は7月27日より販売が開始されている。

新型「エルガ」には、センシングコアの機能の1つである「車輪脱落予兆検知」が標準装備される。

「センシングコア」とは、タイヤ空気圧低下警報装置「DWS(Deflation Warning System)」の開発で培った知見を基盤としたソフトウェア技術。タイヤの回転により生じる車輪速データと、車両に流れるCANデータ(車両制御情報)を解析することで、タイヤの空気圧や摩耗状態、荷重、路面状態、そして車輪脱落の予兆などを検知する。

今回の新型「エルガ」に搭載された車輪脱落予兆検知は、走行中のホイールナットの緩みを検知するシステム。異常を検知した際には、警告表示とブザー音によってドライバーに注意を促す。

これにより、従来の定期点検や運転経験に頼った検知に加え、走行中にもリアルタイムでナットの緩みを把握できるようになります。車輪脱落事故の未然防止への大きな貢献が期待されている。

路線・送迎バスは、日常的に多くの乗客を運ぶ公共交通機関であり、荷物輸送車両とは異なり、人命を預かるという観点から、特に高い安全性と信頼性が求められる。バス業界では、安全運行の徹底に加え、運行管理や車両状態の把握を高度化する取り組みが進められており、こうした背景の下、同社は車輪脱落予兆検知をバス向けに展開した。

なお、いすゞ自動車の新型「エルガ」は、4HK1ディーゼルエンジンの改良や外気導入クーラーの採用により、環境性能と車内快適性を向上させた大型路線バス。最新の安全装備を採用し、地域の公共交通を支える車両として位置付けられている。

住友ゴム工業は今後もセンシングコアの搭載車両拡大を推進し、社会の安全性向上に貢献していく方針だ。

商品概要

  • 搭載技術:センシングコア(車輪脱落予兆検知機能)
  • 搭載車両:いすゞ自動車 大型路線・送迎バス 新型「エルガ」
  • 装備区分:標準装備
  • 販売開始日:2026年7月27日
  • 開発・提供元:住友ゴム工業(ブランド名:DUNLOP)