異業種ラウンドマッチング輸送が「第1回日本物流大賞」モーダルシフト賞を受賞

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MSRweb編集部
異業種ラウンドマッチング輸送が「第1回日本物流大賞」モーダルシフト賞を受賞

北越コーポレーション、ダイハツ工業、北越物流、日本通運、日本貨物鉄道(JR貨物)の5社は2026年6月30日、共同展開する鉄道を活用した異業種ラウンドマッチング輸送が、一般社団法人日本物流団体連合会主催の「第1回日本物流大賞」において「モーダルシフト賞」を受賞したと発表した。

本取り組みは、製品輸送後の復路における空コンテナ回送という物流課題に対し、異なる業界の貨物を組み合わせることで輸送効率化と環境負荷低減を実現する仕組みである。

受賞の概要

日本物流団体連合会は2026年6月29日、「第1回日本物流大賞」の表彰式を執り行った。従来の「物流環境大賞」と「モーダルシフト優良事業者大賞表彰」を発展的に統合して新設された賞であり、持続可能な物流の実現に向けた優れた取り組みを広く顕彰する制度である。

今回受賞した取り組みは、紙製品の輸送を展開する北越コーポレーション側で発生していた空コンテナの回送区間に、ダイハツ工業の小型自動車を積載して運行する輸送スキームである。異業種2社が連携した物流効率化及びCO2排出量削減への貢献が高く評価され、部門賞にあたる「モーダルシフト賞」の選出に至った。

スキームの仕組み

本取り組みの対象となる運行区間は、京都貨物駅(京都府京都市)から焼島駅(新潟県新潟市)の間である。北越コーポレーションの製品輸送における復路にあたり、従来は空コンテナの状態で回送せざるを得ない状況が課題となっていた。

この復路区間に対して、ダイハツ工業が製造する小型自動車を積載する仕組みを構築した。北越物流、日本通運、JR貨物の3社が協力し、2025年2月より異業種ラウンドマッチング輸送として運用を開始している。これにより、空コンテナ回送の解消と環境負荷の低減を同時に達成している。

大賞の選定基準

日本物流大賞では、従来の評価軸であった環境負荷低減やモーダルシフト単体での取り組みに留まらない選定基準を設けている。事業者間連携、先進技術活用、働き方改革貢献など、物流の維持に必要な複合的要素が評価対象となる。

今回の異業種ラウンドマッチング輸送は、各社が保有する物流資源を有効活用し、効率的な仕組みを構築した点がこれらの基準に合致した。参画する5社は、今後も物流面での脱炭素化や持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続する方針を示している。