日本自動車機械工具協会(機工協、柳田昌宏会長)はこのほど、2025年度自動車機械工具販売実績の集計結果を発表した。2025 年4 月~2026 年3 月の販売実績は1,447億9,141万6千円で、前年度(1,405億982万1千円)と比べて42億8,159 万5千円(3.0%)増加した。2年連続で1,400億円を超える好調な結果となり、5年連続で前年超えを達成した。
商品カテゴリー別では、19項目のうち9項目が前年度実績を上回った。特にリフト・ジャッキ・プレス、エアーコンプレッサー、バッテリークーラーサービス機器、ブレーキ・ホイールサービス機器、その他の5項目は過去13年間で最高の販売額を記録した。
販売実績を押し上げた大きな要因として、整備事業者における旺盛な設備投資意欲が挙げられる。限られた人数で生産性を上げるための「省力化機器」の導入や、若手の採用・離職防止に向けた「労働環境の改善」への投資が目立っている。人手不足が深刻化する中、こうした投資動向は業界の今後を占う上で重要な意味を持つと思われる。
具体的な商品カテゴリーでは、構成比が最も大きいリフト・ジャッキ・プレスが252億円(前年比102.4%)と堅調に推移。また、ディーラーでは中型トラックを安全にリフトアップしたいというニーズからツインリフトの導入が進んでいることも特筆される。安全性の観点から、従来の柱リフトよりもパンタグラフ型リフトの需要が伸びている。
また、ブレーキ・ホイールサービス機器は、昨年度は前年割れだったが、その反動もあり大きく回復した形だ。タイヤの大口径化や低扁平化に対応する高機能仕様への買い替え需要に支えられ、80億円(前年比112.1%)と大幅に伸長した。
