ヒョンデは2026年10月14日、岡山県真庭市及び真庭市社会福祉協議会(真庭市社協)と、「次世代自動車を活用した地域防災及び地域福祉連携に関する協力協定」を締結したと発表した。
本協定は、外部給電機能(V2L)を備えたスモールEV「INSTER」を活用し、平常時は地域福祉活動に、災害等による停電時には指定避難所等の非常用電源として多角的に運用する官民福の連携モデルである。
EV活用の防災福祉連携
寄贈される「INSTER」は、移動手段にとどまらず動く蓄電池として機能する。平常時と有事における具体的な活用方法は以下の通りである。
- 平常時:真庭市社協の拠点に配備し、高齢者や障がい者の生活支援など地域福祉活動に活用。真庭市主催の防災訓練や啓発事業でデモンストレーションを行い、V2L機能の利便性を普及
- 災害時:停電発生時に指定避難所等へ移動し、スマートフォンなどの通信機器、照明、小型家電等への電力供給を実施

3者連携による役割分担
本協定では、行政、福祉、モビリティ・プロバイダーの3者が専門的知見を統合し、継続的な運用体制を構築する。各組織の役割は以下の通り。
- ヒョンデ:スモールEV「INSTER」1台の寄贈、技術サポートの提供、市の防災訓練への協力、大規模災害時の追加車両支援の検討
- 真庭市:有事における電力供給活動の統括、訓練・啓発活動を通じた連携推進、市管理の電気自動車用充電スタンドの提供および充電電気料金の負担
- 真庭市社協:地域福祉現場での日常運用、災害時の指定避難所等への車両移動と電力供給、車両の適切な維持管理および事故・故障時の迅速な報告
締結式および寄贈式の実施
2026年10月13日、真庭市役所において本協力協定の締結式および車両寄贈式が執り行われた。
第1部の締結式では、真庭市の太田昇市長、真庭市社協の三船昌行会長、ヒョンデの不動奈緒美社長が協定書に署名した。第2部の寄贈式ではヒョンデより車両目録が贈呈され、真庭市および真庭市社協からヒョンデへ感謝状が授与された。
今後も3者は合同防災訓練の実施などを通じ、地域防災力の向上と持続可能な地域福祉の実現に取り組む。
