群馬県太田市は2026年10月26日、地方都市の交通課題解決に向けた持続可能な次世代モビリティサービスのモデル構築を目指す取り組みとして、「ぐんま次世代スマートモビリティ実証プロジェクト」の始動を発表した。
本事業は、ローカル5G等を活用した遠隔操縦技術と自動運転機能を融合したハイブリッド運行方式を確立し、スローモビリティの隊列走行技術を実証するものである。
プロジェクトの概要
「ぐんま次世代スマートモビリティ実証プロジェクト」は、群馬大学が進めるスローモビリティによる車両開発や地域実装をベースに、埼玉工業大学と協力して遠隔操作運転による複数台での隊列走行運行の社会実装を目指す。令和8年7月末に県の「ぐんま未来共創トライアル補助金」の事業採択を受け、産学官によるコンソーシアムをつくり実証実験を開始する。
コンソーシアムの構成と役割
本プロジェクトを推進するコンソーシアムの構成団体および主な役割は以下通りである。
| 団体名 | 主な役割 |
| 群馬クレインサンダーズ | 資金提供・事業全体の進捗管理 |
| 群馬大学 | 5G通信を用いたリモート制御スローモビリティの走行試験の実施 |
| 埼玉工業大学 | スローモビリティのリモート制御運転技術の開発 |
| 前橋工科大学 | 街づくりの観点からの運行設計 |
| 太田市 | 太田市運動公園内敷地の利用許可、公道の使用許可及び導入自治体としての協力 |
| 桐生市 | 学校跡地の群大理工学部への貸与(群大理工学部で校庭に試験路を整備済)及び導入自治体としての協力 |
| cicac | 運行アプリ・遠隔運転アプリの制作 |
今後の事業スケジュール
今後の展開スケジュールは以下の通りに計画されている。
令和8年度
- 車体制御ソフト等の実装
- スローモビリティの遠隔運転、隊列走行への対応改造
- 群大桐生キャンパス試験路での試運転
- 太田市運動公園内での実証試験
令和9年度
- 社会実装に向けた技術的、制度的要件の整理
- 太田市運動公園周辺等の公道上の実装実験