車検のコバック 札幌流通店・リューツーが「SAPPORO LEADING企業」に認定 付加価値向上コースでは3社目

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八木 正純
車検のコバック 札幌流通店・リューツーが「SAPPORO LEADING企業」に認定 付加価値向上コースでは3社目

札幌市は、地域経済を牽引する企業を市内から生み出す取り組み「札幌未来牽引企業創出事業」を実施している。この事業の付加価値向上コースを2026年7月31日に卒業したリューツー(小川信明社長、北海道札幌市)が、晴れて10月27日に「SAPPORO LEADING企業」として認定された。

札幌未来牽引企業創出事業とは

札幌市は、持続的な札幌経済の活性化を実現するため、地域経済をリードしていく高い意欲と可能性を有する中小企業を「札幌未来牽引企業(SAPPORO NEXT LEADING企業)」として認定している。制度は2023年度に開始。認定した企業には、最大で5年間、集中的・継続的な支援を行う。

認定は、次の2つのフェーズで構成されている。

  1. SAPPORO NEXT LEADING企業:札幌市の経済を牽引して地域の活性化に貢献する強い意欲を持ち、その実現が可能な企業として札幌市が認定する
  2. SAPPORO LEADING企業:上記の企業が目標を達成したことを確認した上で、札幌市が認定する

同取り組みには、付加価値向上コースと上場支援コースの2コースがあり、各コースを卒業した企業はまず、「SAPPORO NEXT LEADING企業」として認定され(各コース10社、最大で計20社)、掲げた目標にチャレンジする。

目標を達成した企業は、成長実績のロールモデル化を目指して、「NEXT」(次世代)が外れた=現代のという意味を込めて「SAPPORO LEADING企業」として改めて認定される。

今回、リューツーはこちらのLEADING企業としての認定を受けた。同コースでの目標達成は3社目。最大5年の支援期間満了を待たずしての目標達成は見事としか言いようがない。

小川信明社長(右)と秋元克広市長
リューツーの小川信明社長(右)と札幌市の秋元克広市長

付加価値向上コースの概要

リューツーが卒業した付加価値向上コースは、創出する付加価値額を120%に向上することを目指すコース。

対象

対象は、5年以内に自社の付加価値額を1.2倍にし、事業を成長させたい企業。付加価値額とは、営業利益、人件費、減価償却費の合計額を指す。

選定に当たっては、事業内容や意欲などに加え、特に地域への貢献度や計画の実現可能性が重視される。

サポートの内容

最長で認定年度を含む5年度間にわたり、次のサポートが行われる。

  • 付加価値向上に向けた事業計画の策定支援
  • 計画の推進に向けた伴走支援

支援者は、デロイトトーマツ ファイナンシャル アドバイザリー合同会社。実績豊富なコンサルタントが支援を担当する。

リューツーの認定と卒業

認定企業一覧では、リューツーは「令和8年7月31日 付加価値向上コース卒業」として、SAPPORO LEADING企業の欄に掲載されている。

一覧で紹介されているリューツーの事業内容は、次の通り。

  • 普通乗用車や大型車(商業用トラックなど)の車検、整備、鈑金塗装、修理などのサービス提供
  • 中古車と新車の販売
  • 各種保険業務

これらを展開する、幅広い総合自動車サービス事業として紹介されている。

リューツーとは

リューツーは、創業54年の自動車整備の会社。札幌を拠点に6店舗、約80名の自動車のプロフェッショナルが、家族のように支え合いながら運営している。

特徴は、車の購入からリース、自動車保険、車検と整備、修理、事故の際の対応まで、顧客のカーライフをワンストップでサポートできる体制にある。大型車両の整備や車検も含め、年間約2万台の入庫実績がある。

主な事業

  • 車検のコバック:車検専門チェーン店舗数は全国No.1。札幌随一の高サービス・広エリアとリーズナブルな価格が特長
  • 修理・鈑金塗装:技術に自信を持つスタッフが、一台一台丁寧に仕上げる
  • 大型車両整備:法人向けに、北海道の働く車の整備歴53年の安心と精度を提供している
  • トラベルハウス:軽トラックをベースにした、低価格のキャンピングカー「旅する家」
  • 自動車販売:厳選の新車から、プロの整備を経た中古車まで、一人ひとりに合わせた愛車を提案する
  • カーリース:車検から税金、維持費までを月々定額で利用できるマイカーリース
  • 自動車保険:ライフスタイルに合った保険を提案し、修理と保険を1つにする
  • ロードサービス:レッカーから修理までをワンストップで、24時間365日対応する

また、企業活動として、タミヤ認定ミニ四駆ステーションの活動にも取り組んでいる。子どもたちに車への興味を持ってもらうように始めた取り組みだが、子どもそっちのけで大人が楽しんでいるとの話もあるほどだ。

むすび

リューツーは「役に立つ人間になろう!そして役に立つリューツーを創造しよう!」を掲げ、自動車に携わる会社として、ワクワクする未来へ北海道と共に成長していくとしている。今回の認定は、そうした歩みの一つの成果と言える。

認定を受けてのコメント
「当社は自動車整備業を通じて、付加価値の向上、新規事業の展開、雇用の創出に取り組んできた。今回の認定は、こうした取り組みを評価いただいたものと受け止めている。今後も札幌の企業として、地域経済の発展に貢献してまいりたい」。