2年に1度、全国の自動車整備士が技術とプライドを懸けて挑む「全日本自動車整備技能競技大会」。来たる2026年11月7日(土)、東京ビッグサイトにて記念すべき第25回大会が幕を開ける。
各地方の厳しい予選を勝ち抜いた精鋭チームが集結する本大会。今回は過去24回のデータを振り返りながら、ポイントを絞って今大会の見どころと勝負の行方を占う。
前回王者・北見地方に挑むのはどこか
過去の大会記録を紐解くと、全国的な勢力図が鮮明に浮かび上がる。優勝回数でトップを独走するのは、千葉県と栃木県(各4回優勝)を擁し、計10回の優勝を誇る「関東ブロック」。
しかし、直近の第24回大会を制したのは北海道の「北見地方」。同地方は過去にも記念すべき第1回及び第18回と、複数回の優勝実績を持ち、北の絶対王者として今大会でも連覇の期待が大きくかかっている。この王者・北見に、どの地域の代表チームが待ったをかけるのかが最初の見どころだ。
過去の成績はこちら→https://www.jaspa.or.jp/event/skill.html
神奈川のV2達成か、四国の初制覇なるか
打倒・北見の筆頭に挙がるのは、やはり関東の強豪たち。中でも個人的に注目したいのが、上位入賞の常連である「神奈川県」。第22回大会での初優勝以来、優勝にこそ届かないものの、常に高い総合力を発揮しており、激戦区の誇りを胸に王座奪還とV2達成を虎視眈々と狙っている。
また、過去優勝1回にとどまり長く栄冠から遠ざかっている東北、中部、中国ブロックの奮起も見逃せない。そして、いまだ優勝旗を手にしていない四国ブロックが「悲願の初制覇」を成し遂げるのか。各都道府県の意地がぶつかり合うドラマチックな展開に熱い視線が注がれている。
「直す」から「診断する」へ。進化する競技課題
勝敗を分ける最大の鍵は、近年の自動車業界を象徴する「電子制御技術」への対応力。かつてのメカニカルな修理技術に加え、現在はスキャンツールを駆使した高度な故障診断や、本格導入されたOBD車検に直結する知見が容赦なく問われる。
さらに、顧客への的確な結果説明といった「接客対応(アドバイザー能力)」も重要な審査対象。大観衆のプレッシャーの中、いかに冷静に最新デバイスを操り、顧客(役)に寄り添えるか。日々の現場で培われた「真の総合力」が試される舞台となる。
果たして次世代メカニックの頂点に立つのはどのチームか。当サイトでは、11月7日の大会終了後に結果速報記事をいち早く配信予定。ぜひ速報をお見逃しなく!