X Mile(野呂寛之社長、本社=東京都新宿区)と損害保険ジャパンは2026年10月30日、物流業界が直面する2024年問題をはじめとする経営課題の解決および交通事故削減に向けた業務提携の開始を発表した。
損保ジャパンの全国代理店網を通じて顧客である物流事業者へX Mileの物流特化ソフトウェア・AI「ロジポケ」の専用特別プランを提供するスキームを構築する。
提携の背景と目的
物流業界では時間外労働の上限規制適用に伴う2024年問題により、労働環境の改善や法令遵守を含めた労務管理の適正化が急務となっている。事業の持続可能性を高めるためには、安全運行管理の徹底による交通事故削減も不可欠である。
損保ジャパンは従来、自動車保険等を通じて物流事業者のリスクマネジメントを支援してきた。本提携により、物流DXに強みを持つX Mileのソリューションを代理店を通じて案内し、物流事業者の労務管理のDX化と安全運行を後押しする。
提携における両社の役割
本提携に基づき、損保ジャパンの保険代理店が労務・安全管理に課題を持つ物流事業者に対し、解決策としてX Mileの紹介を行う。両社は、以下の通り、役割を分担してそれぞれ運用を行う。
- 【X Mileによる「ロジポケ」の提供および特別プランの適用】
代理店から紹介を受けた物流事業者に対し「ロジポケ」の提供と導入サポートを実施。損保ジャパンの保険契約の有無に関わらず、対象となる事業者には特別プランを適用し、価格面と導入支援の両面で優遇する。 - 【損保ジャパンによる本スキームの案内および事故防止支援】
全国の支店・代理店網に対し説明会の開催や提案ツールの提供を行い、案内を行う体制を整備する。通信機能付きドライブレコーダーを活用した事故防止サービス「スマイリングロード」などの実績を活かし、労務管理・安全教育の領域へ支援を拡大する。
一部代理店での先行実証を経て、2026年10月より全国の支店・代理店網で本紹介スキームの一斉運用を開始した。

今後検討する取組み
両社は今後、以下の取組みについて検討を進める。
- 旅客運送事業者向けソフトウェア・AI「モビポケ」をはじめとする対象領域の拡大
- 「ロジポケ」と損保ジャパンの事故防止支援サービスとの連携高度化
- 安全教育や労務管理の実施状況を踏まえた新たなリスクマネジメントの仕組みに関する共同検討