本誌で2号にわたって取り上げているディテーリング特集。ディテーリングのカテゴリーを3つに大別したうち、今回は「保護」に関する商品を紹介する。自動車事故こそ減っているものの、それ以外にも外装を脅かす要因は存在する。それゆえに保護の需要もなくなることはない。
ボデーコーティング=新車納車時とも限らない
ボデーコーティングは当然のことながら、ボデーが一番きれいな状態でこそ施工ニーズがピークになるため、一般的には新車納車時しか施工チャンスがないと見られてきた。もちろん、それだけではなく次のタイミングとしては、事故入庫時がある。使用過程でダメージを受けた車両を、元のきれいな状態に戻すタイミングであるから当然と言えば当然だ。
ただし、これでは車販も鈑金塗装も扱っていない整備工場にはチャンスがないことになる。と考えるのは早計だ。最近では洗車とボデーコーティングを組み合わせたサービスを展開するチェーン本部も出てきている。
使用年数の長期化が1台の車に長く乗る傾向を、事故件数の減少が車両の外観をきれいな状態に保つことを促しており、両事象の掛け合わせによるものか洗車ニーズは近年高まりを見せている。たしかに、そこかしこで新しい洗車場を目の当たりにする機会が増えた。
大事な愛車を少しでも長く、きれいな状態に保ちたいのがカーオーナーの願いであり、洗車できれいになった(事故に遭っていない)車のボデーに「ご一緒にコーティングはいかがですか?」というのは上手いクロスセルの手法だと言える。
以上のように火のない所に煙は立たない、ニーズのないところにサービスはない。洗車と組み合わせるかどうかの判断は別にして、ボデーコーティングのチャンスは整備工場にもあることを認識いただきたい。
事故が減少した今、ぶつかる心配がないからこそのサービスを
カーラッピングもボデーコーティング同様、車両がきれいな状態だからこそ成立する=新車納車時にしか狙えないサービスととらえられてきたのではないだろうか。たしかに一度でも、たとえば事故に遭って外装が傷付いたとなれば、そこを鈑金した上で、わざわざ全体を貼り直すかと言えば、そこまでは……となっても不思議ではない。
とはいえ、今はADAS搭載車両が全盛の時代。明らかに自動車事故も減少しているのは、前月本誌でも紹介した通り。すなわち、事故に遭う機会が減っているということは、鈑金塗装を本業としている事業者からすれば、商売上がったりとなるわけだが、そこには逆転の発想も成り立つ。
事故が減っているということは、それだけ車が新車納車時からきれいな状態を長く保てる期間が延びているということ。従来であれば、きれいな状態=新車納車時にしか施工できなかった(しなかった)カーラッピングを勧める機会がより増えたととらえることもできるわけだ。
そもそも使用年数自体が延びてきているのは周知の通りで、同じ車に長く乗る人が増えてきている。同じ車に乗るのに飽きが来ないようにという意味でも、タイミングを見てラッピングを提案してみるというのもありなのではないだろうか。
こうした諸々の背景もあってか、車のイベントがあれば、カーラッピングの技術を競う大会が併催される機会も増えてきている。直近ではジャパンモビリティショー名古屋でもそうだった。フィルム自体の性能向上も目覚ましいものがある。この機会にカーラッピングに目を向けてみては?
カラーPPF で唯一無二の車へ 導入から施工トレーニングまで手厚くサポート
「NKD カラープロテクションフィルム」

高級車の塗装に匹敵する色調と質感。そしてTPU(熱可塑性ポリウレタン)の保護性能を併せ持つペイントプロテクションフィルムシリーズ。
超分散トップカラー層とTPU特殊効果ベースカラー層からなる二層構造をワンステップ共押出成形を実現することで基剤に直接色を浸透させ、実車の塗装と遜色ない仕上がりを実現。さらにフィルム自体に疎水性のコート層、そして自己治癒トップコートを組み込むことで防汚性・耐候性が高く小傷も目立たない。
簡単な洗車で長期間美観を維持できる。豊富なカラーバリエーションがあり、カーボンなどのマテリアル柄も用意。今後はさらに印刷可能なPPFも登場予定だ。PPF導入までのサポート体制も充実しており、工場の新事業立ち上げの際はヒアリングからはじまり、技術面でのトレーニングを含む人材派遣型の運営サポートシステムを用意している。
(問い合わせ先)
NKD JAPAN
TEL. 03-6869-9360
https://nkd-japan.jp/
5 年間持続、“超撥水”と“超滑水” のガラス被膜コーティング剤
「CQ クオリティークオーツ HYBRID F+S」

フッ素樹脂と有機ポリシザランを配合することでボデー表面にガラス被膜を形成。高い撥水性・滑水性と長期間の持続耐久を実現するガラスコーティング剤「CQ クオリティークオーツ」シリーズのハイエンドモデル。濃度はポリシラザン5%+フッ素5%を結合することにより厚いガラス被膜を形成すること
で耐久性を向上。
塗装表面の微細な傷と塗膜肌の凹凸を埋めて平坦な表面を生み出す。雨水などの細かい水滴が球のように転がる撥水性を、洗車時などの多量の水はボデー表面の汚れとともに流れ落ちて軽い拭き上げで済んでしまうほどの滑水性を発揮する。施工後は高級感のあるツヤと深い光沢を生み、また滑らかな手触りでカーオーナーも大きな変化を実感できる。
同製品はボデーはもちろん樹脂素材のバイザーやフロント周りのメッキ素材、リヤガラスからヘッドライト、そしてアルミホイールに至るまで車体全体にオールラウンドに施工が可能だ。
(問い合わせ先)
ネットワーク
TEL. 0258-27-5321
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