前回よりご紹介しているチームエルの人材定着の仕組み作り。今回は「定期面談」についてである。 新たに入社した社員とは、入社後1ヵ月~1ヵ月半ごとに、1on1形式の「定期面談」を行いたい。
当社の場合、面談を担当するのは採用担当者である。会社によっては、専任のメンターがいる場合もあるだろうが、大きくない会社では、採用を決めた当人=採用担当者が、入社後に新人の面倒を見るのが望ましい。
なぜなら、採用面接で、相手のことを一番よく知っているのは採用担当者だからだ。採用担当者が面談まで手が回らない場合は、話しやすい雰囲気を持ち、後輩の育成に関心がある人材を抜擢するのが良いだろう。必ずしも直属の上司が良いというものではないし、役職は問わない。
定期面談の目的は、社員にまず安心感を持ってもらうことだ。 「自分の本当の気持ちを知ってもら
えるんだ」、「気になっていることは、こうして言える機会があるんだ」、「いつでも話を聞いてくれる味方がいるんだ」という、心理的な安全性を確保するわけだ。
面談では、次の2つのポイントを押さえたい。
- こちらから伝えたいことは、面談の最後にすること
- 面談は、あくまでも「楽しい時間」にすること
人間関係の悩み、仕事での困りごと、プライベートの問題、会社に対する違和感や要望など、定期面談は相手が「どんなことでも話してよい場」にしなくてはならない。 あくまでも相手の気持ちを聞くた
めのものであり、説教や指導が目的のものではない。そのため、こちらからの話は後回しにすべきだ。
また実は、面接に対する緊張感や抵抗感は、聞き手である担当者の方が感じやすいものでもある。 「面談なんて嫌がられるかな?」そんな思いがあるようなら、それは相手にも伝わってしまうかもしれない。「私もあなたといろいろ話せる機会は嬉しい」という姿勢で臨みたいものである。
(筆者プロフィール)
關 友信 株式会社チームエル
取締役CMO。2006年に愛車広場カーリンクのチェーン展開開始と同時に、カーリンク基礎研修の開発に着手、その後も直営店の出張査定センターのマネジメントやディーラーコンサルティングなど、幅広く様々な仕事を経験、2014年からはCaSSの会員制度を立ち上げ、会員向けのサービスや企画を開発。