エムケイ自動車、持ち込みエンジンオイルの交換を基本工賃のみで受付開始

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長谷川 明憲
エムケイ自動車、持ち込みエンジンオイルの交換を基本工賃のみで受付開始

エムケイ(前川博司社長、本社=京都府京都市)の車両整備部門であるエムケイ自動車は2026年7月8日、他店やインターネット通販で購入したエンジンオイルの持ち込み交換を基本工賃のみの追加料金なしで受け付けるサービスを開始した。

中東情勢の不安定化を背景としたエンジンオイルの供給不安が続く中、地域のカーオーナーを支援する取り組みとして実施に踏み切った。

持ち込みオイル交換の概要・料金・対象条件

交換に掛かる費用は基本工賃500円(税別)のみで、持ち込みに対する追加料金は一切発生しない。そのため、量販店やインターネット通販で購入したエンジンオイルであっても、対象車両に適合する製品であれば交換を受け付ける。

作業は整備士が担当し、交換作業と並行してオイルフィルターの交換要否の確認やオイル漏れの有無についても点検し、安全性を確認した上で作業を行う。また、購入前の相談やオイル選定に関する要望にも柔軟に対応する。

背景には中東情勢に伴う供給環境の変化

近年の中東情勢の不安定化や原材料・物流コストの変動に伴い、エンジンオイル市場では一部製品で供給の不安定化と価格上昇が生じている。

希望する銘柄や粘度のオイルを整備工場が常時確保することが難しいケースも増えており、予約時や来店時に急な対応が必要となるカーオーナーが増加している。

エムケイ自動車では、こうした市場環境の変化を踏まえ、顧客自身が購入したオイルの持ち込みに柔軟に対応する体制を整えた。

MKタクシー営業車両への対応

MKタクシー営業車両の整備・管理も担うエムケイ自動車では、供給環境が不安定な状況下においても、車両の状態を確認した上で交換時期を管理し、計画的な調達と整備体制により必要なオイルを確保し、営業車両の安定した運行を維持してきた。

この管理体制は、整備工場全体の稼働計画や在庫管理の精度向上にも寄与しており、一般顧客の整備への影響を最小限に抑えることを目指している。さらに、走行距離や使用状況に応じた適切な整備を実施し、安全性と安定稼働の両立を図っている。

作業中のMKタクシー営業車
作業中のMKタクシー営業車

鈑金塗装資材への対応

エンジンオイルの供給問題にとどまらず、鈑金塗装で使用するシンナーや塗料などの資材についても供給状況を注視しながら調達を進めている。

鈑金塗装は事故や接触など突発的な修理入庫が中心となるため、整備時期を計画的に調整しにくい。そのため、資材供給が不安定になると修理期間や部品・資材の手配に影響が及ぶ可能性がある。

特に、MKタクシー営業車両は、事故による修復が必要になると営業運行ができなくなるため、迅速な復旧体制の整備が重要となる。エムケイ自動車では、在庫管理と迅速な修理体制を整え、営業車両と一般顧客の双方に対応できる体制を維持するとしている。

エムケイ自動車 工場外観
エムケイ自動車 工場外観