令和オイルショックの明日はどっちだ!? webアンケートレポート MSR 2026年8月号特集①

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八木 正純
令和オイルショックの明日はどっちだ!? webアンケートレポート MSR 2026年8月号特集①

2月28日のアメリカ・イスラエルによる攻撃、イラン高官殺害に端を発した中東情勢問題は、わが国への石油関連製品の供給に大きな影響を及ぼした。

MSR 2026年8月号の編集時点ではアメリカ-イラン間の停戦に向けた動きが見られるものの、石油関連商品の需給について即座に市場の混乱が解消できるとも思えない。ここまで知り得た事実を基に、今後の見通しを占う。

本誌発売元では4月22日から5月13日の3週間、自社サイト(Mobiria、BSRweb、MSRweb)を活用して「中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査」を行った。

回答は594件集まり、その8 割が鈑金塗装事業者であり、その結果は同じく上記各サイトで公開しているが、ここではその中でも整備事業者から得られた、関連する質問に対する回答を抽出し、より実態に即したレポートを紹介する。

まず、パーツクリーナーとエンジンオイルの入手状況については、それぞれ72.8%、89.6%が入手困難もしくは遅延に見舞われている。一方、在庫状況については、75.3%、55.9%が適正もしくは余裕ありとのことで、全社が困っているというわけではないことが見てとれる。

一方、在庫状況については、75.3%、55.9%が適正もしくは余裕ありとのことで、全社が困っていると
いうわけではないことが見てとれる。

また、顧客への影響については、54.6%が納期もしくは売り上げに影響が出ているとし、影響が出ていない事業者とほぼ拮抗している。

売り上げに影響するエンジンオイルの仕入れ価格はというと、130% 未満の価格上昇であるところが合算で76.7%と、塗料やシンナーに比べればまだ緩やかな値上げ幅と見られる(シンナーの値上げは150% 以上がほとんど)。

また今後の需給状況にもよるが、同業者間での資材融通はどうか? 体制構築済みはわずか5.2%にとどまった。

最後に、回答時点で通常営業ができなくなった場合に、どれだけ経営の継続が可能か問うたところ、半年以上は大丈夫としたところが32.5%に対し、半年はもたないとしたところが合算で67.5%だった。
集計から約2ヵ月。全社の健在ぶりを祈りたい。

調査名称
中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査

  • 調査主体:プロトリオス
  • 調査対象:全国の鈑金塗装・自動車整備事業者など
  • サンプル数:594名
  • 調査方法:webアンケート
  • 調査期間:2026年4月22日~5月13日
  • 設問構成:シンナー、塗料(原色)、パーツクリーナー、エンジンオイルの入手状況・在庫・価格・継続可能期間、納期・売り上げ影響、経営継続可能期間など

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